Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活49日目~活動27日目~(派遣84日目)

 


今日はたくさん人としゃべったようなそんな一日でした。

 

恒例の朝のミーティングの前だけでも、

 

①大好きな結核病棟のおばちゃん看護師に会う。

→この間作成した検査結果用紙のボックスについての感想をもらう。

 

②金曜日病棟見学できなかった病棟の師長さんに会う。

→メモを書いて、スタッフに伝言を残したら、ちゃんと伝わってた!

 

③いつも励ましメールを送ってくれるおっちゃんに会う。

→「今日もメール送ったよ」と声をかけてもらう。

 

④前のJICAボランティアが大好きな検査科の病棟長に会う。

→「明日か明後日の夜、もし僕が暇ならご飯に行こう」と声をかけてもらう。

 

⑤昨日茄子を届けてくれた薬剤部の師長に会う。

→お礼を言い、日本風に味付けした茄子の煮物をプレゼントする。

 

ミーティング前のほんの10分の間に5人のカンボジア人と話すことができました♡

まだまだクメール語はできないので、すべてカタコト&相手が察してくれる状態ですが、

ちょっとずつ顔なじみのスタッフが増えてきたことを実感できた朝☀でした。

 

今日の病棟見学は「HIV/AIDS外来」。

HIV/AIDSはもはや発展途上国感染症の代名詞ともいわれるくらいの病気です。

この病院だけでも、フォローしている患者数は5000人を超えているみたいです。

母子感染の場合、親子共にフォローしているということでした。

 

カルテの量もえげつない。そして、カルテの中身の量もえげつない。

でも、このカルテ庫で「素晴らしい!」と感じた工夫は、

カルテをきちんと中身が収まるサイズのファイルをつくり、そこに収納していること。

厚紙でファイルを作っており、きちんと立てて収納ができている!

 

まだまだ患者数のわりにスタッフが少ないので、収納が追い付いていないそうですが、この収納法なら今後も続けていけそう!

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この方法、やや乱雑にカルテを収納している病棟すべてに伝えたい(笑)。

 

HIV/AIDS病棟は、州立病院ではなく、NGO団体と協同して運営しているらしく、

事務所にはNGOスタッフが、処置室には州立病院のスタッフが存在していました。

ちなみに州立病院のスタッフは、ヘルプとして毎日別の病棟から、別のスタッフが派遣されてくるそうです。

しかも、そのシフトが3か月に一回しか出されないそうで、シフトを忘れるスタッフも多いのだとか。

NGOスタッフは医療処置はできないため、

採血や薬の処方をしてもらうために、毎朝その日担当の病院スタッフに電話をするところから一日が始まるとのことでした。

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HIV/AIDS病棟ならではのグッズ 

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↑きちんと整理整頓されている薬局

さて、こちらの病棟長。めっちゃいい人。

今まで出会ったカンボジア人の中でも、一番親日家なのではないか?!と思うくらい、日本を愛してくれていました♡

彼は今まで直接JICAボランティアと関わったことはあまりないそうですが、

「きずな橋」やこの病院の色んな病棟が日本の支援によって建設されていることをよくご存知のようで、

病棟見学の挨拶に伺っただけなのに、まだ何の役にもなっていない私に向かって深いお辞儀。

「Japanese people always help Cambodia! We love Japan! We are happy to work with Japanese!」←永遠と述べられる日本への賛辞の嵐。

 

「日本人」というだけで、これだけの対応をしていただけるなんて、日本人でよかった心の底から思いました。

そして、彼の思いを裏切らないためにも、きちんとカンボジアに何か貢献できるような活動をしなければならないと少し身が引き締まる思いになりました。

 

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たくさんのスタッフに声をかけてもらい、午前中の見学は終了。

 

午後からはトイレ掃除に行って参りました🚽✨

ちょうどトイレ掃除に向かうときに、ライブラリーの優しいおばちゃんに「タゥナー?(どこへ行くの)」と声をかけてもらう。

私「ボントップトゥックティーヌッ(そこのトイレまで)」

おばちゃん「ハエットアイ?!(なんで?)」

 

いや、トイレしに、トイレに行くんじゃないんだって(笑)

うまく英語もクメール語も話せないので、見てもらったほうが早い!

私「マセルマンニ クニョム バーン ソムアート wall!(昨日壁の掃除したの!)」

 

すると

おばちゃん「なんであなたがそんなことするの?それはあなたの仕事なの?」

 

…うーん。なんで?なんでかぁー…。…トイレが綺麗だと嬉しくない?

(本音は毎日何をすればいいかわからないから、とりあえず暇つぶしに掃除してみるか的な考え…)

 

そこからおばちゃんがその病棟の病棟長に話をつけてくれ、

あれよこれよと言ってる間に「金曜日の10時集合!」と病棟スタッフ全体でのトイレ掃除をすることになりました。

おばちゃん「貴方がこの病院にいるのは限られた時間なの。5Sはみんなでやらなきゃ意味がないでしょ?どんどんみんなを巻き込んで!」

 

掃除が「クリーナーさん」だけの業務だと考えていることに関しては、ほんの少し疑問を感じつつ、

…なんだか真っ当な指摘すぎて、返すお言葉がありませんでした。

 

金曜日、どんな感じの大掃除になるのか皆目見当もつきませんが、

もっとカンボジア人の底力を出してもらえるよう、

もっとカンボジア人に甘えて行ってもいいのかなーなんて思った一日でした。

 

その後、壁のタイル1~2枚だけ掃除して帰ろーと思っていましたが、

おばちゃんや病棟長の「一人でやるな」目線が痛かったので、本日のお掃除は強制終了となりました(笑)。

 

掃除後、日本に研修に行ったスタッフが今日は午後勤務ということを知ったので、救急病棟訪問!

 

…が、救急病棟に行くとおらず…。

先々週からすれ違いの日々…;つД`)

 

彼の同僚の個人的に好きなイケメン看護師(新婚さん笑)が、彼に電話をしてくれたり、色々調整してくれたり…ジーンとしました。

 

普段、あまり話しかけてくれないのに、今日はめっちゃ話しかけてくれる!

 

いつもの「クメール料理どれがおいしい?」トークでは、

人一倍健康に気を使っているみたいで、

どの料理を聞いてみても、「これは塩分が多い」「これはコレステロールの塊だ」などなど…

彼はクメール料理を食べないのか…?!?!

最終的に、私が好きなクメール料理はほぼほぼ「コレステロール」でした(笑)。