Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活5日目~活動2日目びっくり編~(派遣35日目)

はい。突然ですがここで、

 

カンボジアの病院!びっくりエピソード!

 

と名付けまして、日本との看護の違いを2つ紹介します。

 

【エピソード① 点滴】

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前もって情報として、カンボジアでは日常生活のケアは看護師ではなく家族がするということは知っていましたが、やっぱりしっくりきません。

 

日本の病院ではおなじみの点滴台。

カンボジアではほとんどお見掛けいたしません。

 

なぜか。

 

家族が点滴台の役割を果たすから。。

 

日本の看護師1年目の課題の一つ、それは点滴管理。

点滴の滴下速度が速くても、遅くても先輩に怒られる。

下手したらインシデントレポートを書くこともちらほら。

 

患者さんの体位(寝ているのか、座っているのか、立っているのか)、点滴針が入っている部位・血管(腕を曲げても影響しないところに入っているのか、関節近くに入っているのか、しっかりとした血管に入っているのか)などなど。

患者さんが動こうもんなら点滴速度がすぐに変わる。

だからこそこまめに点滴をみに患者さんを頻繁に訪問。

今でも点滴管理って難しいなと思っています。

 

こちらカンボジア。点滴をつないだら一切看護師みにいく様子がございません。

家族が適当な高さで点滴を持つ。

賢い家族は点滴にひもを括り付け、木にセット。

 

点滴をつなぐのは看護師の仕事。

じゃあ、点滴の滴下を合わせるのは家族の仕事??

 

きっとそんなに重要な薬が入っていないから管理がゆるいのか?

 

よくわからないけれど、びっくりしてます。

 

【エピソード② 安全管理】

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なんか研修で使えそうなこの写真(笑)。

 

この写真を見て、どう思いますか?はい、そこのあなた!

 

この写真のような場面。たくさんあります。

 

日本では与薬の6Rといって、

①正しい患者名

②正しい薬品名

③正しい投与時間

④正しい投与経路

⑤正しい量

⑥正しい目的

(…最近は薬品が未開封であることも確認するのが加わったんですっけ?)

 

口酸っぱく、言われますよね。

 

上記の写真。どうでしょうか。

 

①誰に投与するん?

②これ、なんの薬吸ったん?

③いつ投与するやつ?もしくは投与したやつ?

④どうやって投与するん?

⑤そもそも処方箋は?どんだけ投与するん?

⑥…なんの薬かわかってる?

 

中々ツッコミどころが満載ですよね。

 

これで医療事故は起きていないのだろうか…

カンボジアの人はこの状況を問題だと思わないのだろうか…

 

その辺を2年間かけて情報収集していきたいなと思います。