コンポンチャム生活19日目~活動9日目~(派遣49日目)
昨日の反省を生かし、本日の目標は「話しかけれそうな人がいたら、挨拶に加えて、なんでもいいから一言交わす!」
というわけで、小児病棟二日目頑張ります。
活動を始めてから、私は朝のミーティングに7時15分には行っています。
だんだん誰が早く来るのかわかってきました。
だいたい私より早く来ているのは会場準備係さん2~3名。
次に私。
その次に事務のおっちゃんズがやってきます。
そのあとはいろんな職種(だいたい遅刻してくる)。
というわけで、目標達成のためターゲット①
事務のおっちゃんズ。
「いつも来るの早いね!いつも何時に起きてるの?」
おっちゃんズたくさん話してくれました( *´艸`)✨
相変わらず、日本語の名前のクメール文字は珍しいのか、毎回みんな盛り上がってくれました。
朝のミーティングが終わり、小児病棟へ。
昨日はおばちゃん看護師の注射作業をガン見しているだけだったので、
おばちゃん看護師のいるお部屋にいる患者さんの家族に「何か月の子?」と聞く練習をしてまわりました。
ただ、今日はフランスからの看護学生さんがいらっしゃっていて、
おばちゃん看護師は点滴を加注するだけ。
あとは、名前を聞いて、「この注射、あそこの子にしてきて」と指示を出す。。
日本では、看護学生が注射をする姿ってあまりみないですよね。。
ちょっと衝撃でした。。
今日の病棟見学。。
↑何が起きた?この点滴台笑
からの
↑なんでトイレに点滴台笑
その後、赤ちゃんの名前を聞いていると、「レアッスマイរស្មី」という名前の子が一人。
私のカンボジアネームも「レアッスマイ」!!
ご両親に「チュモっクニョム どうくにーあ!(私の名前と一緒!)」というと、喜んでくれました。
このカンボジアネームは訓練所時代にクメール語の先生から頂いたものです。
クメール語の先生が、名前の意味とそれぞれ訓練生のイメージに合わせてつけてくれました。
「レアッスマイ រស្មី」
「光」とか「明るい」とかいう意味らしいです。。
今や本名ではなく、「レアッスマイ」の方が呼び慣れてきました。
名前の響きも意味も中々気に入ってます。
昼ごはん前、暇になり、お腹が減ってきた私。
「くにょむ くりーえん はうい…」
とつぶやくと、どこからか知れずおばちゃん看護師
「にゃむ にゃむ(食べな 食べな)」
職場に漬物持ってきてたらしいです笑。
おいしいって言ったら持ち帰り用も渡してくれました。
お昼からは昨日の反省を生かし、14時ではなく、14時ちょっとすぎにスタッフルームへ。
スタッフルームには師長さんしかおりませんでした(笑)。
次の点滴の時間は15:30からというのがわかっていたので、
とりあえずそれまで一旦病室に行ってみると、
入院している子のご兄弟などが暇を持て余している…。
はじめは警戒して全く近寄ってこなかったのに、「ばいばーい」を繰り返しているうちに絡んできてくれました。
とりあえず、日本の遊びである「紙飛行機」を作ってあげると大好評。
そ、そんなに喜んでくれるとは思ってなかったよ…あ、ありがとう…(笑)
その後、持ち歩きのアルコール消毒に興味を持ち始めた子どもたち。
一回手指衛生の仕方を教えてあげると、もうアルコール消毒が止まらない。
いや、これ10回もせんでも大丈夫やから…
これじゃ私のアルコール消毒がなくなる!!
というわけで、病室の外にあった消毒を使い始めると、子どもたち自分たちでできることを知ったのか、さらにアルコール消毒。。
そのシーンを師長さんに見られ、笑われてしまいました。。
(今週アルコール消毒の減りが早かったら、このせいです。。ごめんね、師長さん)
そして、難航しているOPD(外来病棟)のアポイントどり。
この4日間ずっと外来病棟に通い続け、「ニッサーアエナー?(師長さんどこー)」と言い続け、全く会うことができず…
本日ようやくお会いすることができました。
外来の師長さんは一言・二言会話を交わすと、
私がまったく理解できていないことにいち早く気づいて下さり(笑)、
お仕事中の医師の部屋に案内。
お仕事中の彼を「英語ができるよ!」と紹介してくれました。
…あ、やばい。せっかく案内してもらったけど、私英語もできないよ…(笑)?
なんとか病棟見学をさせてもらいたい旨を伝え、今月は忙しいとのことで来月アポをとることができました。
病棟見学をしたいという用紙はクメール語で書いていたのですが、
どうやら師長さん、外国人が持ってきた用紙だから英語だろう…とろくに読まずに思っていたらしく、
お仕事中の医師に「こあっ そせー ぴあさー くまえ につ(彼女クメール語でこれ書いてるよ)」と指摘され、
師長さん「おおぉー!」と感動してくれました。
そして、外来の医師が優しかったこと優しかったこと。
なんとか私のつたない言葉を拾ってくれようと頑張ってくれました。
が、私が言いたいことはなんとなくくみ取ってくれるけど、
あっちが言うことを私が全く理解できない。
そこで、最終兵器「グーグル翻訳」登場。
実は、今日初めてこのグーグル翻訳の会話バージョンの存在を知りました。
なんて、便利なこと!!
やっぱり、こまかい意味はわからないけれど、ざっくりとならわかる!!
優しい医師に「え、今まで君知らなかったの?!おーまいごっど!」と呆れられました。
今までクメール語と日本語の辞書を持ち歩いていたよ!と伝えると
外来の師長さんとともに大笑い。
「僕のところに来てくれたら、いつでもクメール語を教えてあげるから、君も日本語を教えてね」と思わぬところでクメール語の先生ゲット(笑)
語学力を把握したいからと、なぜかカウンターパートから送られてきた英語のメールを音読させられました。。
↑いつかスムーズに理解できる日がくるのでしょうか…??
グーグル翻訳さんのアプリはしっかりとインストールさせていただき、明日以降使いこなせるよう努力します。。
そして、本日やっとのことでカウンターパートにお会いすることができました。
無事に私の活動目標を立てるまでのスケジュール、
12月・1月は病棟見学に専念するので、1月の下旬くらいに5S・IPCについて教えて欲しいことなどなどクメール語と英語を駆使しながら、伝えました。
忙しいなりにも、彼は私の存在を忘れずにいてくれているみたいです。
ありがたい。。
とりあえず、病院を知ってから活動プランを考えることを伝えると、
CP「君はこの病院をどんな感じにしたいの?君がやりたいことがあれば、僕がサポートするよ」と言ってくれたのは嬉しかったんですが、なんだろうこの違和感。。
もちろん今後病院を知っていくうえで、問題点ややりたいことはたくさん出てくると思うんです。
でもね、あくまで私は「ボランティア」という立場。
むしろ、病院スタッフがやりたいと思っていることを手助けするのが私の役割。
…病院スタッフが望む病院の姿に近づけるお手伝いをするのが私の仕事。
…なんというか、もちろん活動自体は主体的にしていくつもりなんですがね。。
活動のあるべき姿は
「ボランティア」のやりたいことを「現地の人」がサポートするのではなく、
「現地の人」がやりたいことを「ボランティア」がサポートすることだと思うんですよね。
んー。たぶん理想論を言っているんだろうなぁとは思うんですが、
このスタンスは崩したくない。
まぁ、まだとやかく言えるほど病院のことも知らないのでなんとも言えないですが、
少し複雑な気持ちになりました。