コンポンチャム生活108日目~活動69日目~(派遣148日目)
いよいよ明日に迫った5S研修。
プレゼン資料はなんとか完成し、資料として送付したものの添削してもらう時間はなく、おそらく間違いがたくさん…。。
そして、私のクメール語力には限界があるのは百も承知。
なので、なんとか添削をしてもらわなければ…。。
本当であれば、英語ができるカウンターパートA君にお願いするのが筋だとは思うのですが、
案の定「少し時間を作ってほしいんだけど…」とお願いするにも「今日はロヴォルなんだ、ごめんね」と。。
”今日は”じゃなくて”今日も”だろうよ。
…急だし、期待はしてなかったけどさ、もういい。もう頼まない。
もう一人の頼みの綱、救急病棟のスタッフに会いに行くも、夜勤明けで不在。
だからといって、副院長に頼むのはちょっと気が引ける…。
…どうしよう…。。
こうなったら、正しい意味が伝わらなくてもいい。
なんとかあっちが汲み取ってくれるような意味であればいい…。。
というわけで、英語皆無の献血部部長のところに行き、
「明日のプレゼンの資料を見て欲しい。」と相談。
一生懸命理解をしてくれようとしてくれ、
ちゃんと伝わっているかはよくわからなかったけど、なんとなく私の言いたいことを組みとってくれ、正しい表現に直してくれる。。
でも、さすがに限界もあり、困った挙句、彼は無関係の英語ができる事務員を招集。
忙しい事務員はずの事務員は、プレゼンの一部ではなく、すべてのプレゼンを添削してくれました。
プレゼンの台本まで添削してもらう余裕はありませんでしたが、
プレゼンスライドは正しく添削されたので、最悪うまく話せなくても大丈夫。
突然のお願いだったのにもかかわらず、
つたない私のクメール語に付き合ってくれて本当にありがとう。。
「ロヴォル」にもかかわらず、優しく自分の時間を割いてくれるスタッフもいることがわかり、ちょっとその優しさに泣きそうになるのでした。
副院長に「JICAスタッフから、頼まれたから明日は私がプレゼンするね」と言うと、
どうやら研修プログラムで「病院側からもプレゼンをしなければならない」ということは知っていたようですが、
具体的に誰が何のプレゼンするかはJICAから伝わってなかった模様。
添削してもらったプレゼン資料を副院長に送り、明日の準備がなんとか完了したのでした。
その後、のんびりいつもの糖尿病外来に遊びに行くと、
いつものおばちゃん看護師の機嫌が少しいつもより悪い…??
よくよく話を聞いてみると、
「今日は連休前の外来日で患者さんが多く来ているのに、病棟長が患者さんをほったらかしてバイクで家に帰って行ったの。そして、たまたま薬剤部に薬を取りに行くために席を外してただけなのに、患者さんが私に「遅い!なんで席を外しているんだ!」と怒りをぶつけてきたの。だからさっきまで患者さんがここの窓の前に大勢押し掛けてきて大変だったの」とのこと。
患者さんの怒りポイントはすごくよくわかる。。
①患者さんが多く来ているのがわかっているのに、なぜ医師が患者を置いて帰るのか
②貧しい患者さん層からみると、バイクは高級品。そんな高級品のバイクにまたがり帰っていくなんてどういうことなのか
③患者を待たせて薬をとりにいくなんてどういうことなのか
とうとう患者さんの中からそんな真っ当な意見を言える患者さんが出現したのかと少しばかり感動。
もっと声を大にして、病院にその意見を伝えていってほしい。
一方で、おばちゃん看護師はややとばっちりを食らった感も否めない。
勝手に帰ったのはおばちゃん看護師ではなく、上司の医師。
渡す薬がなくなったから薬を取りに行くのは仕方がないこと。
薬の管理に関しては、5Sがきちんとできていれば在庫管理もできるようになるはず。
スタッフの帰宅したという態度に関しては、もはや救済の余地なし。
院長に頼まれている「ホスピタリティ」って一体どうやっていけばいいのだろう。。
うーん。次から次に悩みが増えていくのでした。