コンポンチャム生活122日目~活動77日目~(派遣172日目)
昨日のプレゼンですべての力💪を使い切ってしまった私。
オフィスに引きこもろうかな…と思いつつ、
最近本当にちゃんと活動できていないので、せめて現地スタッフとおしゃべりしにいこう…とせめてもの償い。。
オフィスのある二階から、いつもの糖尿病外来を覗いてみると、結構な繁盛具合。
そして、いつもは部屋の中でお仕事をする病棟長(女医さん)がなぜか表に出ている。
さらに、いつも部屋の中で一緒に薬を分ける作業をするおばちゃん看護師も表に出ている。
…なんでやろ(。´・ω・)?
ま、いっか。
どうせ私は薬を分ける作業をしながら、世間話するだけやし💡
ととっても軽い気持ちで行ったのが間違いでした。
なぜか私も現場(と書いてもはや戦場)の第一線で闘うハメに。
患者さんがめっちゃ来院されているというのにも関わらず(おそらくクメール正月前に診察しておこう的な患者さんラッシュ)、
本日外来スタッフ二名(しかもいつも表が役割の二人)がまさかのお休み。
表で働くスタッフのお仕事は
①患者さんの名前を呼ぶ、②血圧を測る、③問診をする、④カルテを記載する、⑤血糖値を測る、⑥血糖値の欄を埋める
というなんともかなり重要な役割。
しかも、
女医さんが表に出る→診察する医師が一名減る
薬を渡すおばちゃん看護師が表に出る→薬を渡す人が不在
というなんたる最悪な状況。
いつもは血圧を測る側のスタッフが患者さんの名前を呼び、カルテを記載するのですが、
残念ながらさすがに私患者さんの名前を正確に読み上げられるほどクメール語力は無いし、カルテも読めません。
なので、流れ的には私が血糖値を測る係になるのが望ましいのですが、
カンボジアでは侵襲を加える看護処置は私はする資格がありません。
血圧を測ることしか能がない女の手伝いでさえ必要な糖尿病外来。
かるーい気持ちで、おしゃべりをしに来たはずが、まさかのガチ戦力。
私が投入されたことにより、おばちゃん看護師はいつもの定位置薬を渡す係にバック。
患者さんの名前を呼ぶのは血糖値を測る女医さんがやってくれることになったのですが、血圧以外の作業をすべて担う女医さんは段々患者さんの名前を呼ぶのが困難に…。
見ず知らずの、クメール語の名前が読めない外国人の私が血圧を測ることに、さぞかし患者さんはびびりまくったことでしょう。
でも、カンボジア人のいいところは、「困っている人がいたら助ける」。
私がカルテの名前を指さすと、自ずと患者さんが名前を確認しに来てくれたり、小さい文字が見える付き添いの家族さんが代わりに名前を呼んでくれる。
まぁ、個人情報の保護…という概念から見ると、患者さんにヘルプを出す私の行いは間違いなく日本ではアウトでしょう。
それでも、笑顔で助けてくれた患者さん・家族さんには大感謝です。
カンボジア人の温かさというものを感じることができました。
…最終的に、カルテに名前・年齢・体重・性別・次回受診日を記載するのもなぜか私の役割になっていましたが、患者さん本人に正しいか見てもらったので間違いはないでしょう。
そして、どうやら休んだ一人のスタッフはすでに「クメール正月休暇」に入ったとのこと。
どうやら3週間くらいお休みを頂くそうです。
そして、おばちゃん看護師はクメール正月が明けるタイミングでお旅行に行かれるとのこと。
いーねー、長期休暇💖
…ん?ちょっと待って、おばちゃん看護師もクメール正月明け休むってことは、今日みたいにスタッフ二人欠員がでるってこと?!?!
(まだ病棟長に伝えてないから秘密ね…と言われたけど、さすがに早く病棟長に言ったほうがいいのでは…?!?!)
クメール正月明けの糖尿病外来はきっと今日のように戦場化するのでしょうね。。
あー恐ろし。
ちなみに、クメール正月中の居残りスタッフはよっぽどのことがない人でくじ引きをしたらしい笑。日本の病院と同じようなことやるんですね笑。
当たりを引いた医師が「俺も旅行行きたかった」と嘆いておりました。
とはいえ、病院もいよいよ本格的にクメール正月の準備。
旗が装飾されたり、ピカピカ光る豆電球が木に巻き付けられたり、徐々に浮かれポンチモードに入ってきています。
12日に病院でのパーティーがあるそうですが(忘年会みたいなもん?踊りあかす?)、せっかく誘っていただいたのに、残念ながら私もクメール正月はお旅行に。
行ってみたかったなぁ…。。
来年のクメール正月はコンポンチャムに残ることにします。