Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活54日目~活動30日目~(派遣89日目)

 

本日の病棟見学は「一般外来(OPD)」に行って参りました。

朝からすごい患者さんの数。

本来は7時30分からが始業時間らしいですが、患者さんの多くが6時30分には病院に来ているのだとか…。

そのため、外来スタッフは6時30分くらいからやってるみたいです。

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日本の病院で言う「外来」は各科での診察をすることを意味しますが、

カンボジアで言う「外来」はもちろん診察の意味も入りますが、どちらかというと「総合受付」のような役割を果たしています。

 

まず、自分の診察したい科のカードを受け取り、そのまま基本情報(名前・性別・誕生日・住所・電話番号・主訴)を看護師に書いてもらう。

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そして、看護師が「エマージェンシー(緊急)」だと判断した場合のみ、血圧や体温などのバイタルサインを測定。

 

そのまま受付に行き、番号が呼ばれるまで待ち、自分のカルテを受け取る。

 

そこからささいな主訴(薬が欲しい、ちょっと肩が痛いなどなど)はその外来で見てもらいますが、多くの患者さんはカルテをもらい、そのまま担当の科へ向かいます。

 

にしても、カルテの数が半端ねぇー。

普通の分け方(1~100、101~200…)でやってると棚が足りなくなるそうで、ここの課では下二桁で分けているそうです。

確かに、これなら棚99段あれば増えることはないですもんね。

なるほどな工夫ですねー。。

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前回アポイントをとってくれたときに通訳してくれた医師が私のためにヘルプに来てくれました(←いつもの患者そっちのけパターン)。

嬉しいんですが、こんだけの患者さんを目の前にすると罪悪感しか感じない。

 

そして、私にロックオンされた患者さんは、本日のみ優遇される事態発生(笑)。

というのも、つたないクメール語&英語ながら、「患者さんの流れがみたい」という私の意志をしっかりとくみ取ってくれ、

患者さんの流れをうまく説明するために、外来師長が気を利かしてくれ、患者さんの受付から診察終了まで師長が説明してくれる。

外来師長権限で、待っている患者さんをすっとばし、優先的に診察してもらっていました(笑)。

 

めっちゃラッキーやん!その患者さん!

…と呑気に考えていたら、いつもは血圧測定前ゆっくり休むことができるのに、今日は連続して診察の流れに乗ってしまっているので、休憩する間もなく、血圧爆上がり状態。

結局再測定を医師が指示…。

 

…な、なんかごめんね?

 

そのあと再度外来に戻ると、何やら寸劇が始まっている??

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カンボジアではカンボジア保健省の感染予防マニュアルに「患者への手指衛生の指導を行っている」というチェック項目があるらしく、それをやっていたそうです。

めっちゃスタッフお互いに写真撮るやん…と思ったのですが、

我が感染予防委員会(IPC)に証拠写真を提出する義務があるそうです。

 

へぇー。

 

ちょっと時間が余ったので、午前中は糖尿病外来へお邪魔し、薬を分ける作業のお手伝い。

明日行ったらマンゴーを食べさせてくれるそうです。

絶対行くよねー(笑)。

 

お昼からも再度外来へ。

怖いイメージがあった外来師長さんですが、話してみると意外と優しい。

ここの病棟は、師長さんがちゃんと掃除担当表を作っているみたいで、掃除のおばちゃんたちはその表に従い、各自掃除担当をしていたみたいです。

 

通りで綺麗が保たれてるわけだ!素晴らしい!

 

帰りにちらっと売店を通ると、いつも謎だった売店横スペースでカンボジアで人気のゲームが行われていました。

…名前早速忘れた。

 

とりあえず「投げろ」と言われたから投げたのに(そもそも的がどれだか教えてもらってない!)、「下手だね」と…。

 

うるせー、このやろー。せめて的教えやがれってんだ。

 

みんな楽しそうでした。

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