コンポンチャム生活43日目~活動24日目~(派遣77日目)
カンボジアの病院は1月2日より通常営業です。
浮かれていたスタッフもみんな戻ってきており、朝のミーティングはいつも通りの人数。
院長先生に「スオスダイチュナムタマイ(明けましておめでとう)!」と挨拶をさせて頂き、今月のスケジュールをお伝えさせていただきました。
そして、いつまでもダラダラ病棟見学しているわけにもいかないので、来月ボランティア活動についてのミーティングをさせて欲しいことを伝える。
自分で言うのもなんですが、私「YDK(やればできる子)」なんです。
…が、デッドラインを決めないといつまでもダラダラしちゃう。
自分を追い込むためにも、”来月”にミーティングを入れ、活動の方針を決めていこうと思います。
朝のミーティングで今月の私のスケジュールを院長よりスタッフに伝えて頂きました。
すると、先月行かせていただいた病棟のスタッフより「あれ?今月は僕のところに来ないの?」と声をかけてもらい、ちょっと嬉しく思いました。
他にもミーティングで「れあすまい(カンボジアネーム)」ではなく、珍しく(?)というか「あすか!」と名前を呼ばれる。
何事!!!!と思い、呼ばれたほうを見てみると、一昨日お世話になった結核病棟(TB)やり手ナースマンが声をかけてくれました。
ナースマン「今日はTB病棟に来るの?僕は今日外来で仕事だけど、君が来てくれるならシフト代わってもらうよ?(*^-^*)」
いやいや、シフト代わってもらうほど私なんの役にも立ってないし、まだ役に立たないよ…。。
でも、…そんなこと言われたら、全然今日行く気なかったけど行こうかな…ってなっちゃうじゃないの~(笑)。
そんなわけで、午前中は産科病棟の見学は早めに切り上げ、先日相談された検査結果用紙の整頓を今日しにいこうと思います(笑)。
コンポンチャム病院の皆さん、私に声をかけたもん勝ちですよ(笑)。
の前に、産科病棟見学2回目!
朝行くと、感染予防委員会のキーパーソンがいたのでご挨拶。
医師「今日は医師はみんな忙しいけど、好きに見て行ってね」
とはいえ、産科病棟といえば前回スタッフに全然相手にしてもらえなかったちょっと悲しい思い出。
今回は体調もバッチリ✨なので、勇気をもっていざ出陣!!
…開始20分。撃沈。
やっぱり助産師さんみんな「ロボル(忙しい)」
なので、本日はクリーナーさんについて回ることにしました。
早速クリーナーさんの倉庫を覗いてみると…
あー…。うん。もはや奥が見えないやつだ。
やりがいがありますね。。
その後、別のクリーナーさんがごみを捨てに行こうとしているので、一緒についていくことに。
結構なごみの量なので、どうやって持っていくのかなぁ…と思っていたら、まさかの
ごみを捨てた後、
そのゴミを乗せたあとの車いすでそのまま妊婦さんの搬送へ。
…これ、あかんやろー!!!!
さらに、その妊婦さん帝王切開の手術を控えているみたいで、
一番初めにお会いした時(8時)はストレッチャーに横になっており、
その後、車いすに乗せられる(9時)。
そのまま手術室に行くのかと思い、せっかくなので見学させてもらおうと思い横に一緒にいさせてもらい、そのまま30分経過。
一旦別の産後の妊婦さんを搬送するからという理由で再びストレッチャーに戻される(9時30分)。
そして、やっとのことでなんとか車いすに再度載せてもらったと思いきや、30分また待機。
結局手術室に向かったのは10時。
さらに手術室でまたもや待機時間。
たまたま手術室で顔見知りのスタッフがいたので、この妊婦さんの手術の開始時間を聞いてみるが「みんな今日は忙しいからいつになるか僕もわからないよ」との返答…。
日本でこんなことやったら、もうクレームの嵐ですよ?
一旦その妊婦さんに別れを告げ、
ちょうど手術室に向かったタイミングで、帝王切開が終わった妊婦さんがいたので一緒
病棟に戻る。
その妊婦さんは「緊急帝王切開」とは違い、「予定帝王切開」でした。
手術後、ストレッチャーに乗り病棟に戻る…。
…(。´・ω・)?病棟のどこに戻る…??
…まさかのベッド空いてない事件。。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーですよ。
どうやらここの産婦人科。
入退院の数はスタッフ把握していますが、どのベッドが空いているかなどは妊婦さん&その家族に一任しているようです。
「緊急」ならともかく「予定」ならベッドが必要になることわかってましたよね?!
妊産婦さんの数が多すぎて廊下にまでベッドが出ているのはもはや見慣れた光景ですが、仮にも手術を終えたばかりの妊婦さん!
いくら家族の付き添いがあるとはいえ、誰一人助産師さんみにくる気配もなく、
妊婦さんをストレッチャーの上に長時間放置するのはいかがなものか…。
「オペ後の患者さんのベッドがない」なんて日本じゃあり得ない!
患者さんのためにも、もう少し患者さんに興味を持ってほしいな…と思ったのでした。
…とストレッチャーにいる妊婦さんを見守っていると…
ガガガガガガガガガガガガガ!!!
…なんの音やねーん!!
突然壁に穴を開け始めたおっちゃんズ。
どうやら「SARAYA」さんから新しい手指消毒の機材が届いたらしく、それを設置しているようでした。
妊産婦さんもご家族も興味津々。
その場にいた人たちに、簡易的に手指衛生の方法を指導し、早速使ってもらいました。
…どういう経緯があってこの機材が届いたのか、私には不明です。
新しい物好きのカンボジア人。
こうやって新しい物が届くと、みんな興味深々。
しばらくの間はスタッフも含めて手指衛生が流行ることでしょう。
こうしたきっかけを作ってくださったSARAYAさんありがとうございます。
ただ、アルコール消毒の中身は今まで使っていたものと同じ。
週に一回交換する必要があるとスタッフが言っていたアルコール消毒。
さて、この様式に変わったことで週に一回のアルコール消毒の交換は一体どのように行っていくのでしょうか。
…今まで通りちゃんと一週間に一回交換…??
ぶっちゃけ、私は今のスタッフにはできないと思っています。
SARAYAさんからのご厚意を無駄にしないためにも、
そもそもなぜ一週間に一回アルコール消毒の中身を交換していたのか。
本当に交換が必要なら、今後どのようにするのがベストなのか。
変に支援慣れしてしまっている私の病院。
「もらえるもんはもらっちゃえ」その気持ちはよくわかります。
でも、「使えなくなったら、また新しいのお願いしよう」と言わんばかりに、
「頂いたものを大切に使用する」という概念がやや欠けている印象があります。
その概念も含めて、カンボジアのスタッフと一緒に考えていけたらいいなと思います。
その後、ちょっぴり早めに切り上げて結核病棟へ。
前回相談されていた「検査結果用紙」の整頓方法について、
2種類ある検査用紙をアルファベット毎に分けてしまおう!という結論に至りました。
師長さんは外来にいるので、適当にいるスタッフに声をかけ、カルテ室に入らせてもらいました。
はじめは一人でやろうと思っていたので、途方もなく多い検査結果用紙の数に唖然としていましたが、
若い女の子のスタッフが「何してるのー?私手伝うよー!」と声をかけてくれたおかげで、とってもとっても助かりました。
さらに、2種類(検査Aと検査B)しかないと思っていた検査用紙は実は3種類(検査Aと検査B(フォローアップ用&新規患者用))あったこともその女の子から教えてもらえました。
やっぱり現地の人を巻き込むってとっても大事なことなんだなと実感。
明日以降、その分け方で検査用紙の検索がスムーズにいっているかどうか見に行ってみたいと思います。