Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活32日目~活動17日目~(派遣62日目)

 

最近ブログをさぼりました。今日から一週間分頑張って書きます。

(一応下書きにネタは保存してましたよ!!)

 

なんだか明日からプノンペンに行けると思うと、もはや心はここにあらず。

心だけ先にプノンペンに行ってしまっており、いまいち活動にやる気が…(笑)。

 

とはいっても、せっかく見学させていただくという約束もさせていただいたので、できる範囲で心をコンポンチャムに戻し、病棟見学に行って参ります。

 

本日の見学先は「検査科(LABO)」✨

ここのスタッフもとてもフレンドリーな方が多く、よく話しかけてくださいます。

 

というわけでレッツゴー!

 

本日検査科は全員参加のミーティングから始まるようでした。

スタッフ「ちもーい くにょむ!(わたしと一緒に来て!)」

 

付いて行ったはいいものの、そこから始まるお経のようなクメール語ミーティング。

時々聞き取れる単語を拾ってみるけれど、ちんぷんかんぷん。

「ぱんにゃはー(問題)」「はえっとあい ぴーばいたがいもん(なぜ2,3日前)」などなど、勝手に想像するに、

「なぜ2,3日前の検体があるのか。これは問題だ」的なことを言っているような…。

…確か病棟見学行ったとき、「この検体いつ持っていくんだろうなー…」と思ったことがあるようなないような…。。

 

といっても勝手な想像なので、ひたすら隣の席のお兄さんのコーヒーのいい匂いを楽しむ。

思っていたよりもミーティングは白熱。

色々な人から「カンボジア人は思っていることをあまり言わない」ということを聞いていたので、ちょっと意外なくらいの白熱具合でした。

 

9時から始まったミーティングは11時まで続き(←わからないなりにずっと寝ずに座ってた私偉い)、タイムアウト

ミーティング終了間近になり、病棟長が「よるてー?(わかる?)」と今更な質問(笑)。

 

私「おっよるてー( ̄▽ ̄)!(わからない)」

 

スタッフに笑いを提供できたのでよしとします。

ちなみに、ミーティング終わってから「プロチュンム オンピーアイ?(会議のお題は何?)」と聞いたところ、

「パンニャハー クノン プナエク ニッ(この病棟の問題点)」と言われたので、

聞き取れた単語はあながち間違ってはなさそうな感じでした。

 

結局午前中は会議で終わってしまったので、仕切り直して午後から再度見学。

 

検査科は一般検査室、細菌検査室、採血室、結核検査室の4つに分かれています。

 

今まで「看護」の世界しか知らなかったので、検査科ってこんなことやってるんだーと素直に勉強になりました。

とはいえ、今やほぼほぼ機械化されている日本とは違い、まだまだ手作業の多いカンボジア

少ない人数で検査を回すのは大変そうでした。

 

そして、この検査科。

数年前にJICAボランティアがお一人いらっしゃったそうです。

皆さん(特に病棟長)とっても楽しそうに写真を見せてくれる(笑)。

時間がたっても、現地の人に覚えていてもらえる、そして「彼女がいてくれてよかった」と言っているスタッフの皆さんを見て、

まだまだこれからではありますが、こんな素敵な関係性を作っていけたらいいなと思いました。

 

そして、そのJICAボランティアさんとご飯に行った話から、自然にお題は「クメール料理」へ。

 

いつかチャレンジしたいけど、まだチャレンジする勇気はないなぁ…と思っていたカンボジアの代表料理「ポンティエコン(孵化前のアヒルのたまご)」。

「まだコンポンチャムで食べたことないんだよー。でも食べてみたいんだよー」という話をしたら、

若い女性スタッフ二名「じゃあ、今日仕事終わったら病棟集合ね」

 

え、いきなり?!(笑)

 

ちょうど検査結果が出るまで2時間かかるらしく、じゃあちょっくら別の用事を済ませてこようかな…と思い、

私「じゃあまたあとで戻ってくるねー」と挨拶を済ませ、戻ろうとしたとき、

女性スタッフ「ちょっと待ってー!やっぱり今から行こう!今から何か用事あるの?」

 

私「おっみーえんてー(特にはないよー)」と答えたものの

 

…??今勤務時間なのでは…??

 

女性スタッフ「ロックルー!ジューン タウ ニャム ポンティエコン(せんせー(病棟長)、私たちポンティエコン食べてくるねー)」

病棟長「ソーム にゃーむ!(食べておいでー!)」

 

…いいんかいΣ(゚Д゚)

 

どうやらカンボジアでは、仕事の隙間時間はすべてフリータイムのようです。

 

というわけで、車に乗せていただき、目指すはポンティエコン。

なんだか見慣れた景色だなぁ…と思っていたら、

 

家の真ん前やないかーい。

 

大家さん手を振ってくれてるやないかーい。

 

っていうかこの距離、毎朝徒歩5分の距離やないかーい。

 

というわけで、ポンティエコンを頂いてきました。

本来であればエッグスタンドに載せ、たまごを割り、中身は出さずに食べるスタイルなんですが(見た目がえぐいので)、

出来立ての熱々すぎて、私はうまく食べることができず、中身丸出しスタイル。

 

…うん。見た目グロテスク♡

 

中身丸出しスタイルの何がグロいって、まぁ、孵化しかけのアヒルちゃんなんで、

羽とか血管とかすごいわかりやすいんですよね。

でも、何が一番って、顔(くちばしとか目玉)がめっちゃわかりやすい。

そして、一旦目があったような気がすると、もはや食べ物ではなく、ただのグロい物体…(笑)。

 

でも、ライムとこしょう(お好みでニンニクや唐辛子)と合わせて食べるとこれがおいしいんですよね…。

この付け合わせを考えたカンボジア人本当に素晴らしい。

たまごの濃厚な黄味の味とチキンの味。

 

なんだかんだで4つくらいたいらげてました(おごりでw)。

 


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ポンティエコンの写真は自粛。。

 

その後検査室に戻ると、いつも元気に話しかけてくれるおばちゃんスタッフがいました。

そのおばちゃんスタッフはとってもとっても5Sに関して頑張って活動してくれている模様。

 

検査室で二人で話していると、おばちゃんスタッフの愚痴がちらほら。

おばちゃん「私はいつも頑張ってきれいにしているのに、別のスタッフがやるといつもぐちゃぐちゃにされるの。私が言っても聞かないし、私はスタッフに言いにくいし、貴方から言ってほしいの」などなど。

 

 


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正直、許容範囲の綺麗さの検査室。

どうやらおばちゃんは「椅子がちゃんとしまわれてない」とか「物品がきれいに壁際に並んでいない」などとっても細かいところまで気になっている様子。

 

元々おおざっぱな性格の私は正直、そこまでのレベルの5Sを求めてはいなかった…(笑)。

 

でも、今以上に高みを目指すスタッフがいることを知れたとてもいい機会でした。

 

おばちゃんレベルの5Sは私には少しレベルが高すぎるけれど、

そのくらいのレベルを目指せるスタッフを増やせていければいいなと思います。