Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活26日目~活動13日目~(派遣56日目)

 

三連休が終わり、今日から再び活動開始。

結構長くいるような感覚に陥っているけれど、実はまだ13日しか活動していないことに衝撃を受けています(笑)。

 

本日の病棟見学は「内科病棟(MED)」

ここの病棟は温かいスタッフが多いなぁという印象です。

というのも、病棟見学のアポイント取りの際に一回しかこの病棟は訪問していないのですが、

大体朝のミーティングの時に「រស្មី!(レアスマイ!)」と声をかけてくださるのがここの病棟のスタッフでした。

 

というわけで、レッツ見学(´ω`*)♬

 

ここの病棟は小児病棟同様5Sに関しては、惜しい点が複数!

でも、今までの前任隊員さんを含め、一生懸命5Sに取り組んできたんだろうなぁ…というのがよくわかる病棟でした。

処置室のごみ箱付近にはきちんとラミネートされてラベリングされていたり、

処置後の処置カートはきちんと片付けが徹底されている✨

 


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一方で、ちょっと残念な箇所もいくつか…💦

でも、ここの病棟のいいところは私ができていないところを写真に収めようとすると、師長さんをはじめとしたスタッフが飛んできて(笑)、

急に整理整頓を始める…

師長さんの白衣のポケットに詰め込まれる結婚式の招待状の数々…(笑)。

 

もはやすでに写真には収めてしまったのですが、

整理整頓後の「さぁ撮るがいい!」というような彼らのドヤ感( ̄▽ ̄)✨

それでも、10mlシリンジと書いた箱に注射針が入っていたり、やや残念なところはありますが、

ここの病棟には5S-KAIZENか浸透しているんだな…と思うとちょっとやりがいを感じました。

 


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また、アルコール消毒の期限が切れていたのを指摘しても、

スタッフ「違うの!今日!今からやるの!交換した後に写真撮って!」

 


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…いや、期限1週間前ですがな(笑)。

やらないよかましやけど、明らかに今日やるもんじゃないよね(笑)。

 

他にも、使ってないなら捨てませんか?ゾーンがあったりしましたが、

 


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ここのスタッフなら、声をかけるなどアドバイスをするだけでしっかりと病棟を管理できそうだなという印象を受けました。

 

朝は通常通り(?)バタバタしており、質問もできないような忙しさでしたが、それでも若い看護師さん、私がひっそりと後をつけても嫌がらず処置を見せてくれました。

 

 

 

お昼病棟に行くと、他の病棟とは違い、

14時の時点でスタッフが5人くらい常駐している(*´ω`)♡

 

なんて素敵💖

 

お昼からは今日の内科病棟は穏やかだったみたいです。

内科病棟は比較的若いスタッフが多い印象でした。

なので、空いた時間は和気藹々とおしゃべりタイム。

 

少しだけ日本語にも興味を持ってもらったので「こんにちは」「ありがとう」を教えました!

「興味を持ってもらえる」って嬉しいですねぇ。。

私もどんどんクメール文化に興味を持っていることをアピールせねば!

 

その後も一向に働く気配がなかったので(笑)、

私「お昼から看護師は何をするの?」と聞くと

スタッフ「新しい患者さんが来るのを待つの」とのこと。

 

わたし待~つ~わ~♪いつまでも待~つ~わ~♪

 

よくよく考えたら、こちらの病院には日本には必ずあるあいつがいない!

わかりますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナースコール!

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではお馴染みのナースコール。

鳴らせば看護師が患者のそばに行くシステム。

画期的ですよねぇ。

このせいで優先順を間違って先輩看護師に幾度となく怒られたことか。

 

こちらは家族がナースコールの代わり。

わざわざ看護師に患者の状態を伝えに来てくれ、さらに患者自身を看護師の前に連れてくる。。

こっちにナースコールがあっても、看護師はきっと患者のところに行くことはあんまりないんだろうなぁ。。

 

朝の診察時からずっと「頭痛」を訴えていたとあるお母さん。

お昼になっても改善する様子がなく、CTを撮りに行くことになりました。

 

まぁ動線の悪いこと悪いこと。

すげぇしんどそうなお母さんを歩かせ、50mくらい離れたCT病棟へ。

 

このしんどそうな患者を歩かせる制度(?)。

せめて「車いす」に乗せてあげて!!

 

でも患者の側を歩くのは家族。看護師スタコラサッサとCT室へ。

いや、待ちなさいよ!具合悪いのよ?この人!

↑これがクマエスタイル??

 

CTはお金がかかる施設のため、近隣の病院と州病院がお金を出し合ってシェアして使っています。

たぶん滅多に使うことがないのか(?)CT受付に行くともぬけの殻。

 

看護師困り顔をしながら帰ろうとする!

ちょ、ちょ、ちょい!ちょい待て!

私「くにょむ みーえん とぅるさっぷ!(私携帯電話持ってる!)」

看護師ハッと気付いたように「おぅ!くにょむ みーえん とぅるさっぷ だえ!(おぅ!私も持ってる!)」

 

いないからすぐ帰ろうとするのではなく、

きちんと患者さんのことを考え、患者さんを放置しないようにしましょう!

 

…とせっかく看護師が電話をかけているのに、どうやらCT室の中で鳴り響いている携帯電話の着信音。

ここの勤務体制は一体どうなっているのやら。。

 

無事に技師を捕まえ、お母さんのCTを撮ってもらいました。

 

が、次の瞬間衝撃が走る!!

お母さんのお母さんが何やらポケットからごそごそ…

そのごそごそしたものを旦那さんに渡す…

旦那さんが技師に何かを渡そうとする…

 

 

 

 

 

 

 

見ちゃいましたよ、私?

 

 

 

 

 

 

 

 

ひゃ…ひゃ…100ドル札?!?!?!(゚д゚)!

 

 

 

 

 

 

 

 

技師さん私がちらっとその状況に気づいたのを察してか、

旦那さんを連れて再度CT室の中へ…

 

 

 

 

 

 

 

…なんか、なんか、衝撃というか、ショックというか…

これがいわゆる賄賂ってやつですか?

なんだかカンボジアの闇を見てしまったようなそんな感覚になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は元気そうに見えていたおばちゃんをICUに連れて行くのを一緒に見させてもらったり、

薬剤部に薬剤をとりにいく作業を見させてもらったり、

いつのも注射の時間を見学させてもらったり、

 

ちょっと病棟を離れた隙に新規患者さんがたくさんお見えに。。

一気に忙しくなった内科病棟をあとにした一日でした。