コンポンチャム生活36日目~活動20日目~(派遣71日目)
今日の見学先は「薬剤部」
といっても、ただの薬剤部ではなく、日本で言ういわゆるSPD(在庫管理)も兼ね備えている部署になっています。
毎朝頑張れメールを送ってくれるおじちゃんや、
いつも「おーはーよう」と挨拶してくれるおじちゃん、
なんだかよくわからないけれど大阪大好きおじちゃん、
KOICAではなかったお姉さま(KOICAだと思って、クメール語めっちゃうまいねー!って言ってたら、実はカンボジア人やった爆)、
すごく英語をよく話してくれるお兄ちゃん、
私がよく朝のミーティングで挨拶しているスタッフのほとんどが薬剤部所属だったとは…(笑)
薬剤部の朝は朝ごはんタイムから始まります。
ミーティング後、研修室の部屋を掃除してもらい、そのまま薬剤部へ突撃。
全然人おらんやん( ゚Д゚)
と思っていたら、「みんな今朝ごはんに行ってるよー」とのこと。
そうこうしているうちに9時頃になってスタッフ戻ってくる。
…もういっそのこと始業時間9時にしたら…(笑)?
薬剤部は計算担当(経理)、払い出し担当、在庫管理担当の三つに分かれているそうです。
9時にスタッフが揃ったところで、薬剤部に仕事が舞い込むのは10時頃。
10時頃になると各病棟からスタッフが薬剤・物品の調達に薬剤部に訪れます。
KOICAだと思っていたスタッフがある程度5Sを整えてくれているとはいえ、様々な物品・薬剤の数々。
しかも、調達用紙は各病棟手書きかつ調達する量が半端ない。
そして、それを払い出す準備をするのはおばちゃんたった一人。
そりゃ行列できますわ。
病棟見学行ったときに、中々スタッフが帰ってこないなーと思っていたら、物品を取り寄せるのに時間がかかってたんですねー。
とはいえ、それを一人でこなすおばちゃんのスピード半端ない。
何がどこにあるかをすっかり熟知しておられるらしく、調達用紙を見て、一度も立ち止まることなくノンストップで物品を払い出す準備。
ホントは写真禁止だったそうですが(笑)
そして、複数の病棟が決まって10時頃にやってくるので、ピークは10時。
病棟のスタッフは休憩タイムを狙ってるんではないかと思うくらい薬剤部での雑談に花が咲いている。
薬剤部に1時間滞在しただけで、各病棟のスタッフに出会うことができました。
でも、今回一番悲しかったのは、全然英語が出てこないこと。
クメール語はもちろん話せないけれど、英語もまったくダメダメ。
せっかく英語が話せるスタッフが二人もいるというのに…。
そして、なんとか英語にトライしてみるものの、
相手にはきっとそんなつもりはないんですが、
私の英語がわからないと「はぁん?!」と強めの反応…。。
…あ、心折れそう…。
心が折れたまま午前の見学は終了。
お昼は2時からと聞いたので、2時ぴったりに薬剤部にいくと、案の定だーれもいない(笑)。
後ろの方から「れあすまいー!ちゃんむぼんてー!(ちょっと待ってねー)」と叫ぶ声。
薬剤部副病棟長さんがカギをもって走ってきてくれました。
その後、薬剤部に腰掛けていましたが、午後の勤務は病棟長と副病棟長さんのみ。
午後の薬剤部は基本的に緊急での払い出しがない限り、待機状態みたいです。
なので、のんびりとおしゃべり。
話していると、以前プサーに行ったとき一時的に自転車を駐輪させてもらった少し大きめの薬局があったんですが、まさかの病棟長のお宅(゚д゚)!
「ぼく、この間君を市場でみたんだよ。自転車ぼくの家の前に置いてたでしょ?今度駐輪してたらお金払ってもらうよー」なんて冗談を言われてしまいました。
そして、副病棟長さんのお宅は私の家のすぐ近く。これまたびっくり。
未だに家の近くの食堂に何があるのかが把握しきれずチャレンジできていない私。
副病棟長さんにどこの食堂に何があるのかを教えてもらったので、後日チャレンジしてこようと思います。
また、おばちゃんはやっぱり買い物の場所にも精通している…。
いつもでかい市場で野菜や肉を買っていることを伝えると、
「もっと安く買えるところがあるよ!」と小さい市場の場所を教えてくれました。
どうやらなすびが大量に売られているらしいので、後日こちらもチャレンジしたいと思います。
おばちゃん副病棟長のおかげで心も少し立ち直ることができました。
その後は、一度やってみたいと思っていたトイレ掃除。
結局トイレまでは行きつくことはできませんでしたが、本日壁6枚分を必死に磨いてみました。
わかりますか?このbefore・after!!
プノンペンで色々と掃除道具を買ってみましたが、とりあえず今日のところは水と金タワシだけで汚れが落ちました。
とはいっても、本日のゲリラトイレ掃除は勝手に一人でやったので、
誰にもこの功績を褒めてもらえず…(。´・ω・)
でも、やればここまできれいにできることがわかったので、隙間時間にちょっとずつトイレ掃除を進めていきたいと思います。
そして、いずれは掃除のおばちゃんたちが自ら手伝ってくれることを祈っています。