Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活102日目~活動66日目~(派遣142日目)

 

色々バタバタとイベントが積み重なったこと

あーんど

やる気スイッチが押されなかったこと

 

主に二つ目笑が理由でブログ更新3月6日からおさぼりしておりました。

とりあえず、写真を頼りに3月を振り返っていこうと思います。

 

3月6日。

病院に行くと、新たに見慣れないものがたくさん出来ていました。

 

 

 

…これはなんじゃらほいさ?

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院内のいたる場所に道路でよく見るような看板。

とっても広いうちの病院にとうとう道案内ボードが完成したのでした。

 

へぇ~。お金かけてますなぁ。

 

果たして患者さんはこの看板を頼りに診察に行くことができるのでしょうか?!?!

 

 

 

 

 

どうでもいい小話ですが、

よくお邪魔しに行く糖尿病外来のおばちゃん看護師の仕事をみていると、

おばちゃん看護師が一生懸命「この薬は〇〇で、朝に▼錠飲むんだよ」とひたすらしゃべり倒したあと、

患者Aさん「わかったわかった」

 

と言いながら帰路につく。

 

 

 

 

 

 

 

 

-15分後-

患者Aさんがなぜか戻ってきて、勝手に薬局の部屋の中に入ってくる。

ボランティアの私はどうせ用件を聞いてもわからないのはわかりきっているので、

傍観していると、

患者Aさんはおばちゃん看護師が別の患者さんの対応をしているのを気にせず、

患者Aさん「ねあっくるー ニッ トゥナム アイ? ニャム ペールナー(看護師さん、この薬は何の薬?いつ飲むの)?」

 

 

 

 

 

 

…思わず、え?!ですよ。。

短期記憶全然できてないやん!!なんて心の中で突っ込みを入れていると、

 

 

 

 

 

おばちゃん看護師は、別の患者さんの対応を終えると、先程と同じように薬の説明を始める。

一日100人前後の患者さんが来る糖尿病外来では、誰に何の薬を渡したかなんか覚えていないはずなのにおばちゃん看護師さすがベテランやわー✨

 

 

 

なーんて思い、おばちゃん看護師に「すごいねー」と声をかけると、

おばちゃん看護師「薬を渡した袋に薬の名前といつ飲むかちゃんと書いてるのに、どうしてわからないのかしら」と。。

 

 

 

 

確かに、何の薬かを忘れてしまったとしても、いつ飲むかはハッキリと、絵付きで薬袋に書かれている。

…いや、そもそも何の薬かは診察をしに来た際に、医師から何の薬を処方するか説明されているはず…?それを覚えていないとはなんのために受診をしているのだ??

 

 

 

 

そして、このような現象は一日少なくとも3件は目撃される笑。

 

 

 

 

おばちゃん看護師「こっちの人は、こちらがどんなに説明をしても聞いてないし、見てないのよー。だから同じことを何回も言わなきゃいけないのよー。」と一言。

 

 

 

 

他にも、うちの病院はお会計を済ませてからじゃないと、薬はもらえない仕組み。

ただ、カンボジアの保険制度は少々ややこしく、

お金がない人はきちんとした手続きを総合外来で済ませ、保険制度を利用する必要があります。

 

その仕組みは「総合外来」にも「薬を渡す場所の前」にも「診察室の扉」にも至る所に掲示されているのに、

おばちゃん看護師は毎日「受付に行って、領収書をもらって戻ってきて」と同じことを患者さんに言っています。

そして、決まり文句のように患者さんから「受付どこ?」という質問が加わります。

 

 

 

 

これだけ同じことを毎日言うって、掲示方法検討したほうが…(^_^;)💦

 

 

 

 

 

この看板ができたことで、少なくとも「受付どこ?」の質問は減るのでしょうか。

 

今後の看板の活躍を期待します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はてさて、1週間前にゴミ拾いをしたはずなのに、
一週間後の今日再度見てみると、元通りの汚さに…(´Д`)💦
正面入り口の方は、さすがに院長も気合を入れているので、ほとんどごみは見当たりません。

…問題は裏庭ですよね。
朝から掃除のお姉さんと一緒に今日もごみ拾い。

百歩譲って、患者さんの食べ散らかしたごみは生活ごみだから許せないけど許してやろう(←上から目線笑)。
なぁーんで、敷地内禁煙のはずなのに、ごみの吸い殻とか、
捨てる場所が決まってる薬剤アンプルのごみを私たちが拾わにゃならんのだ!!
…とぐちぐち言いながら、結核病棟のおばちゃん看護師一名が巻き込まれたのでした。

というごみ拾いから始まった朝の活動。
昨日、IPCのメンバーから2月にIPCラウンドのスコアが送られてきたのでチェック。

…やっぱりな。。

想像通り、産科病棟の「環境」「ごみ箱」項目のスコアが想像以上の点数の低さ。

これは由々しき事態。。
というわけで、再び産科病棟へお邪魔。

せっかくこの一週間かけて掃除した棚をチェックしてみると…
プリント類が元通り💖

…いや、気持ちはわかるよ。
私もほっといたらプリントが溢れてどこになにがあるかわからなくなっちゃうことあるから。
でーもさ、ここは家じゃなくて職場なの!!

キーーーー(-_-メ)!!

ってなったところどうしようもないのはわかっているので、
師長さんを捕まえて、早急に「5Sタイム」を導入する準備を始めてやる!!

と気合いを入れて突撃してみたものの、師長さんまさかの会議笑。

たまたま出会ったIPCのコアメンバーがいて、
「私が代わりに聞くよ?」と言ってくれたので、
端的に、「一日5分でいいから掃除する時間はとれる?」と質問。
そのスタッフは「5分ならできるよ」と言ってくれました。
また、もう一人IPCのコアメンバーに出会い、同じ質問をすると「5分なら大丈夫」とのこと。

よし。今君たち「できる」と言ったね?
やってもらおうではないか!
来週中には3分クッキングならぬ「5分間クリーニング」の案をしあげようと心に誓ったのでした。

また、そのまま産科病棟の隣にある外科病棟Ⅰへ。
PDCAサイクルを伝授していきたいと思っているけれど、
果たしてPDCAサイクルの存在を知っているのだろうか…。。
かわいい師長さんのもとを訪れ、「PDCAサイクルって知ってる?」と聞いてみるけれど、
まさかの「知らない」返し。

おっとー。。

「来週じゃあ教えられるように準備してくるねー」と言い退散。

今週末は二つも仕事を作っちゃったから頑張らなきゃー!!

少しずつ、活動が動き始めたそんな感覚が芽生え始めたのでした。