Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活151日目~活動107日目~(派遣205日目)

 

ミーティング後、事務所に行くと院長・副院長より「今日はJICAのスタッフが来るんだろ?」と聞かれる。

 

 

 

 

…(*^-^*)??

そうなの…笑??

 

 

 

 

院長・副院長「…え、知らないのか?!?!」

 

 

 

 

…えぇ、知りませんでしたとも。。

…あぁ、とうとうJICAに見捨てられる日が来るとは…(´Д`)

 

 

 

 

…と一人撃沈。。

 

 

 

 

そして、院長・副院長より「今度の手洗いイベントJICAにサポートして欲しいんだ」と言われる。

 

お!これは私を通しての初めてのJICAへの仕事依頼だな✨

 

と調子に乗った私が馬鹿でした。

 

 

 

院長「JICAに”ノム”のサポートをしてほしいんだ(。-`ω-)✨」

 

 

 

 

 

 

…ノム…??

 

…私の知っている限り、”ノム”という単語は”お菓子”という意味のはず。

…え、どうゆうこと…??

 

院長「リフレッシュメーント!!ヨルテー?(お菓子だよ、わかるかい?)」

 

 

 

 

…いや、単語の意味はわかってるんだって。

 

 

 

 

JICAでは研修などに使うリフレッシュメント代などは負担できない決まりになっているので、

私「JICAはリフレッシュメント代は負担できないんだよ~、ごめんね~🙇」

 

 

 

 

 

副院長「じゃあ、”カウアーォ”を負担してよ」

 

 

 

 

…カウアーォ…??

 

…これも私の知っている限り、”カウアーォ”は”服”のはず。

…え、どゆこと?

 

 

副院長「Tシャーツ!」

 

 

 

 

…いや、だからさ単語の意味はわかってるんだって。

 

 

 

 

JICAでは、「研修」に関わる物品・器材の費用は申請が通れば負担可能となっていますが、さすがにTシャツはパフォーマンスであって、「研修」に直接関係ないよね…??

 

 

 

 

というわけで、

私「研修で使うものであれば、私もJICAスタッフに相談できるけど、Tシャツはちょっと無理かな~」とやんわりお断り。

 

 

 

 

院長・副院長「Tシャツも研修で使うよ!何も君に負担をしてくれと言ってるわけじゃないんだ。JICAに頼んでいるんだ。」

 

 

…いや、それは私も百も承知でございますよ。

 

 

 

院長・副院長「じゃあ、”サボー(石鹸)”を負担してくれ」

 

 

 

…あ、石鹸なら研修に関係するはずだから、JICAに相談できるかも…?

 

 

 

私「何個くらい必要なの??」

 

 

 

 

副院長「そうね、200個は確実に必要ね」

 

 

 

…え??なぜに石鹸200個?!?!?

…いくら研修で使うとしても200個はおかしいでしょ!!

絶対200個は要らん!!

 

 

 

私「いや、その数は多すぎない?」

 

 

 

院長・副院長「オーストラリアの団体はすぐにOKしてくれたのに、JICAはダメなのか??」

 

 

 

…ととても不満げ。

 

 

 

 

カンボジアでの「研修」にはリフレッシュメントやパフォーマンスがとても大切なのはわかるけれど、

それって直接「研修」には関係ないし、リフレッシュメントやパフォーマンスのための予算が出せないならやらなきゃいいじゃん。

 

…っていうか、絶対うちの病院そのくらいのお金はJICAに頼らなくても出せるよね?

(…最近、外来にどでかいテレビを2台導入。。)

 

…なんだか簡単に支援を頼んでくる姿勢に若干イラっと…(-_-メ)した朝でした。

 

 

 

 

 

 

とりあえずお昼の14時にJICAスタッフが来るという情報を入手した私。

14時に事務所前待機。

 

どうやらJICAスタッフというのは「JICAの専門家さん」だったようです。

そして、無事にお会いすることができました。

(そういえば、私の連絡先伝えてないから、連絡くるわけないわ…笑)

うちの病院では「IINeoC」という母子保健の分野での支援が入っています。

 

カンボジアでの母子保健での課題の一つとして「小児科」と「産科」の連携がとれていないということが挙がるそうで、

私の病院では3か月に一度合同カンファレンスというものをしているそうです。

(…そういえば、カンボジアで「カンファレンス」というものをしているのをあんまり見ないかも…)

 

というわけで、カンファレンス初参加~✨

お題は”生後1週間以内に亡くなった新生児のケースカンファレンス”。

小児科のドクターズだけではなく、助産師さんたちもかなり積極的に発言。

 

”ケースカンファレンス”と聞いていたので、

事例から、死亡の原因を分析していくんだ!と勝手に思っていたら、

情報共有をしているだけで、”分析”がない…??

…これはわざわざカンファレンスする意味…(。´・ω・)??

 

と思ったのですが、看護師・助産師が医師の指示の通り動くことがメインになっているカンボジアの病院において、

看護師・助産師が小児科の医師に意見が言えるというのはとてもすごいことだそうです。

 

また、カンファレンス用にうちの病院のスタッフはカンファレンス記録用紙というものを開発したようです。

 

専門家さん「少しずつだけど、前に進んでいると思うの。色々思うことはあるけど、そこを評価していくことに意味があると私は思うのよ。」

 

 

…深イイ~(´ω`*)💖

 

 

 

 

 

 

せっかくJICAの専門家さんが来られていたので、

ついでに朝頼まれていた手洗いイベントの支援について相談。

 

直接副院長に専門家さんに話してもらいましたが、

どうやら200個の石鹸は研修で使うのではなく、研修に参加した人へのプレゼントとして使う予定だったようです。

 

専門家さんからその支援はできないという旨を伝えてもらいました。

 

専門家さん「私たちはその支援はできないけど、ポスターの作製や手洗いダンスなどの技術支援はできるよ」と言ったところ、

副院長「ポスターは他の団体に頼んでます。手洗いダンスなどの支援は要りません。じゃあ今回はいいです」とちょっと偉そうな態度でお断り…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…なーんか…なーんかモヤっとする一日でした。