Spienきずな~もいもい日記~

青年海外協力隊2018年度2次隊・看護師隊員としてカンボジア・コンポンチャムに赴任中。きずな橋のような日本とカンボジアの架け橋になりたい!2年間の活動を徒然なるままにもいもい(ゆっくり、ひとつずつ)更新していきます。

コンポンチャム生活51日目~活動29日目~(派遣86日目)

 

本日は「リハビリ課」の病棟見学に行って参りました!

f:id:askbys007:20190111181653j:plain

 

…失礼ながら、いつも栄えている気配のない病棟…(笑)。

一体何をしているんだろう…とちょっと気になってました。

 

リハビリ課のスタッフは全部で3名。

 

すくなっっっっっ(゚д゚)!

 

今日説明してくれたリハビリの先生はシンガポールで研修を受け、とっても綺麗な英語を話します。

いつも通り、説明は3割程度にしか理解できていませんが、

一生懸命色んな説明をしてくださいました。

 

なぜこんなにセラピストの人数が少ないのか…。

 

実際この病院にはセラピストは3名いるということでしたが、

うち一人は薬剤部所属だそうです←な、なんでぇ?!

 

そもそもコンポンチャム州にいるセラピストはたったの6人だそうです。

…って考えると、半分が州立病院にいるからコンポンチャム病院すげぇ!

 

セラピストになるためには大学を卒業する必要があるそうなんですが、

どうやらこのセラピストのための大学はプノンペンに1校しかないそうです。

昨年度卒業したセラピストの人数は約25人ほど。

 

まだまだカンボジアでは「リハビリ」という概念が浸透していないということでした。

 

さらに、日本ではリハビリセラピストといえば「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」の3種類に分かれています。

カンボジアでは、まず「言語聴覚士」という職種がない上に、「理学療法士」=「作業療法士」という一種類の職種しかないそうです。

 

一応カンボジアでは「脳卒中」「呼吸」「整形」の患者さんに対してリハビリをすることがメインだそうです。。

 

が、

 

日本では「脳卒中」の救命率が高いため、脳卒中を起こした患者さんに対してのリハビリが盛んにおこなわれていますが、

カンボジアでの「脳卒中」はいわゆる「死」に直結するため、脳卒中患者さんにおけるリハビリの需要がほとんどないそうです。

 

また、「呼吸」に関しても、状態が悪くなると家に帰る患者さんが多いため、こちらの需要も少ないそうです。

 

じゃあ「整形」はどうか。

交通事故多発国であり、繁盛中の整形外科。

こちらに関しては、医師のオーダーが入り、自分でリハビリ病棟に来れる患者さんは自分で来てもらい、自分で移動できない患者さんはリハビリスタッフが病棟に出向いてリハビリを行うそうです。

ただ、中々医師のオーダーが入らないとのこと。

その理由はよくわかりませんでしたが、最近はリハビリスタッフが病棟に出向いたときに気になった患者さんをピックアップして、逆に医師にリハビリの提案をしているんだとか。。

 

ほほぅ。。勉強になります。。

 

リハビリに関しては、国家全体での課題があるということがよくわかりました。

たくさん教えてくれてありがとう!!

 

ちなみに、病院スタッフの施術に関しては”無料”だそうです(笑)。

おばあちゃんスタッフがリハ室に来たと思ったら、

スタッフ「腰が痛くてねぇ…」

完全ボランティアのリハビリでした(笑)。

f:id:askbys007:20190111181643j:plain

 

 

本当はもう少しリハビリ課を見たいなぁ…と思いましたが、

本日10時はおととい急に決まった「トイレ🚽掃除DAY」✨

 

どうせ集まらんやろ~というテンションで行ったため、

全くショックを受けることもありませんでした(笑)。

 

はい。来場者たったの一名。しかも、日本研修に行った彼のみ(笑)。

いーのいーの。はじめからあんまり期待はしてなかったから(*^-^*)

 

しかもその彼も30分程度すると「疲れた💭」

 

…でしょうね。

 

そして、急遽おばちゃんクリーナーが投入されたと思ったら、

おばちゃんざつい。そして、掃除の基本がなってない。

汚れている部分をごしごしするのではなく、ただ箒でなでるだけ。

そして、無駄に水をかける。

 

…いやね、ここまで汚れてなかったらその掃除でいいんだけどさ、

もはや手遅れレベルの汚れだから、タイル一つ一つ丁寧に磨くしかないんよ?

「このタワシ使って!」とお願いしてみるものの、

全然使ってくれない…挙句の果てに私の掃除ゾーンにまで水をかけ始める。

 

↓勝手に私担当ゾーン。本日は右側の壁一面。

一番はじめは一面が一番下の段の色だった。。

f:id:askbys007:20190111181639j:plain

 

ちょい!ここは洗剤付けて汚れ浮かしてる最中なの!!

 

クメール語ができないがために、うまく説明できず、結局一人で再度黙々と作業(笑)。

くっそぅ!!

 

さらに、唯一の来場者の彼も携帯で呼び出しがあり、急患が入ったとのこと。

 

どーぞどーぞ。

ちょっとだけでも来てくれた気持ちがあたしゃ嬉しいよ。。

 

1時間やっただけでも、明らかなbefore/afterができました。

ちょうど終わろうとしたとき、

患者さんの家族が一名「今日はもうしない?私お昼からなら手伝えるよ?」

 

…涙😢でそうになるやんかーーー!!

でも、さすがに今日は疲れたので、

お礼だけ言ってまた今度機会があれば手伝ってねとお願い。

 

まだまだ私の救急病棟トイレット掃除は続きそうです。

 

↓ビフォー

f:id:askbys007:20190111182137j:plain

 

↓あふたー

f:id:askbys007:20190111181635j:plain